葉に擬態したキリギリス。大人の手のひらより大きい巨大なものも。お茶目な顔をして鋭い大あごをもつ。
パンダカラーのゾウのようなムシ。別名パンダムシ。虫こぶをつくる。
産卵管を木に刺し、中にいるキバチの幼虫に卵を産み付ける。産卵時には変形し、防御力はほぼゼロになる。
腹部の突起が異常な長さで、見た目のインパクトが凄い。日本には生息していないので普段見ることはできない!
大きな動物のフンを食べる、幼虫は地中深くにすみ、脚に発音器をもっているが、発音することはない。
原始的なアゲハチョウのなかまで、日本の高山蝶の代表。厳しい環境の中、3年かけて成虫になる。
※本展は昆虫標本を中心とした展覧会です。「昆虫」以外の「節足動物」の展示も含みます。
国立科学博物館(科博)(東京・上野公園)は、2024年7月13日(土)から10月14日(月・祝)まで、昆虫をテーマとした特別展「昆虫 MANIAC」を開催いたします。昆虫をテーマにした特別展は2018年に開催し、大好評を博した特別展「昆虫」から6年振りの開催となります。
昆虫は、地球上で報告されている生物種の半数以上となる約100万種を占める最大の生物群です。体のつくりから行動、能力にいたるまで、その多様性は驚くほど高く、変化に富んでいます。
特別展「昆虫 MANIAC」では、科博の研究者による、マニアックな視点と研究者セレクトのマニアックな昆虫標本、最新の昆虫研究を織り交ぜ、カブトムシやクワガタムシといったおなじみの昆虫はもちろん、クモやムカデなどを含む「ムシ」たちのまだ見ぬ驚きの多様性の世界に迫ります。
科博にしかできない、これまで見たことのない独自の視点での特別展「昆虫 MANIAC」この夏はディープな昆虫の世界をぜひお楽しみください!
展覧会の詳しい内容や楽しみ方は、このサイトで発表していきます。
国立科学博物館 特別展「昆虫 MANIAC」にどうぞご期待ください。
約100万種という多様な昆虫ですが、その大多数は一般的にはほとんど知られていないマニアックでマイナーとされるムシたちです。その中には、おなじみの昆虫には当てはまらない形態や生態をもったものたちも数多く存在します。そんな例外的に見える昆虫も、昆虫全体の圧倒的な多様性からすれば、ひとつの個性に過ぎないのかもしれません。この展示を通して、おなじみの昆虫の知られざる一面や、見たこともない不思議な昆虫にふれ、ひとまとめには説明できない多様性の面白さを体感いただくことで、ご来場の皆様とまだ見ぬムシたちをつなぐきっかけになれたらと願っています。ようこそ!マニアックな昆虫の世界へ!
井手竜也(国立科博博物館 動物研究部 陸生無脊椎動物研究グループ研究員)
※会期等は変更になる場合がございます。
※開館時間・休館日・入場料等の詳細は決定次第、本サイトおよび公式Xでお知らせします。
特別展「昆虫 MANIAC」広報事務局(株式会社リリオ内)
担当:仁地(にんち)・川上
E-Mail. konchu@lirio.biz
TEL.03-6438-9195 FAX.03-6438-9196